『島唄情け唄 知名定男・大城美佐子二人唄会』

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島唄三千とも、四千とも言われます。
音楽としてかなりのメジャーになりましたね、
南島の音曲たち。

プロとしての歌い手だけでなく、
島に生きる全ての人が歌い手で
代表楽器の三線や太鼓、笛、
そして踊りの奏者、演者であります。

それが彼の島を豊かに、
魅力的にしています。

その中にあって。

質実共に「大御所」なのに、
未だに瑞々しく、
麗しの美声を聞かせてくれる
知名定男が大好きです。

その知名定男からみても「ネーネー」な
大城美佐子と二人唄会に
行ってきました。

「二人合わせて141歳」!!!!
と、笑ってましたよ^^



初めて行ったパルコ劇場は
「昔ながらの劇場」感いっぱい。
はっきり言えば古っぽい^^;
隣の人が動くと一緒にゆれる椅子とかね^^;

舞台も高さ1mくらいで、
最前列だったこともあり
昭和なライブハウスっぽいです。
(イメージは四谷コタン^^)

唄の合間にトークが入るんですが、
知名定男、ヤマトゥグチ(関東語)完璧!
時々ウチナーグチ(沖縄方言)を交えて
私達を惑わします^^

MCと言うより、「お話」って感じなんですが
客あしらいっていうのか、兎に角上手い!
唄の上手さとまた別のベクトルでもって
客をひっぱりますよー!

大島美佐子は「あんたもしゃべりなさいよ」と
知名定男に振られてても

「おふくろに「お前はしゃべるな」って言われてるから」とか
言ってニコニコしてたりね^^

二人のかけあいも絶妙です。



唄はもう掛値なし。

島唄は1年に300曲くらいづつ増え続け、
そして廃れていくものも多いとか。
なので、島唄は他県の民謡とは違うそうで。

どんどんと生まれる島唄の中で、
多くの人に愛されて、
唄い継がれて来た曲には
二人のつくったものも多く含まれていて
今回はそれも披露されてました。




沖縄は先の大戦で日本国内で
唯一地上戦があった場所。
「鉄の雨」に打たれてボロボロになり、
捕虜となって強制収容所に入れられて。

そんななかでも唄を作り続けていた。
唄い続けていた。

「唄がなかったら、今の沖縄に姿になるのに
もっともっと時間がかかっていたと思います。」

悲痛な面持ちでもなく、
かといって自虐的な笑顔でもなく、
ものすごい自然体で
極当たり前の事のように語る口調、

そして沖縄の人々の持つ
「テーゲー」で「ナンクルナイサー」と言える
強さであると知名定男は言いました。

なるほど。

あの消せない痛みを唄に変え
笑顔に変え、

流れる時間に任せて抗わず
ただ「あるがまま」に息をしていく

だからこうも心に響く。

ウチナーグチははっきり言って
「外国語」なので^^;
耳からは意味を掴みきれないのですが

私にはその「島の心」を感じることができる。
それが心地よいのです。



この渋谷の地において
知名定男と大城美佐子と共有する
「島の時間」は

久しぶりに本気で
指の先までリラックスできました。


そしてそして!
またあの麗しの南島へ!

行きたい行きたい行きたいですです!




*

▼セットリスト
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by jadegreen_garden | 2008-05-18 13:21 | Sound


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