<   2008年 04月 ( 17 )   > この月の画像一覧

4月の宿題 『桜』

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【Photo: 春宵 /2008 Apr. 東京都港区・芝浦公園 / 東京都中央区・浜離宮恩賜庭園】



春宵一刻値千金
(しゅんしょういっこくあたいせんきん)

花有清香月有陰
(はなにせいかあり、つきにかげあり)

歌管樓臺聲細細
(かかんのろうだいこえさいさい)

鞦韆院落夜沈沈
(しゅうせんいんらくよるちんちん)


― 蘇軾 ―




花の香かそけき春の宵

おぼろにかすむ月の影

うたげの声の静まりて

ぶらんこは揺れ

夜は更けゆく


***




思い起こせば3年前の春、
この写真教室に入りました。
4年と言う長いような短いような期間のうち、
残すところ後1年の授業となりました。

来年の春、私の写真はどのようになってるんでしょうねぇ^^;

ちなみに昨年の夜桜の様子はこんな風でした^^




今回のお題は「桜」。

昨年に引き続き浜離宮へ通いました。

今年の夜間公開はなかなかの力の入れよう。
昨年の夜間公開最終日に、
「もっと都がお金を出してくれれば、長く夜間公開できるんだけどねぇ」と
受付にいた職員の方が愚痴をこぼしてたんですが、
どーーーしちゃったんですか?今年は??

染井吉野の夜間公開と八重桜の夜間公開と
2期に分けたり、ライトアップマップを配布したり。

昨年はやっていなかった、菜の花畑のライトアップとか
まるで別人のような?夜間公開っぷりです。

モロモロありまして、
今年は夜間公開2回(うち、昼からぶっ通しで撮影)
行くことができました。


昨年は八重桜の公開に併せての夜間公開だった為か、
中の御門の染井吉野並木は、殆ど花が落ちていましたが、
今年はその並木にライトアップが!

ものすごい人だかりです^^;

その様子を遠巻きに眺めていると
ちょっと水族館の大水槽に群がる人のように見えます。
不思議な既視感。

ここからは丁度ビルの明かりも見て取れて
不思議度Upです。
(写真1枚目)



それと。
菜の花畑のライトアップの凄い事!

まるで「彼岸」ですよ^^;

うっかり、死んだはずのおばあちゃんが
手を振っていそうな…

そんな異界っぷりです^^;

菜の花を見ているはずが、
その周りの植生の方がかえって気になるし^^;

超大型のリュウゼツランやら
DPZのコネタにも載りました^^
ものすごい良い枝ぶりの梅の木とかね^^;

これぞライトアップ効果でしょうか。
(写真3枚目、4枚目)


1枚だけ、田町駅そばの小公園での撮影。
ここ、モノレールが上を掠めて行くんですよ!

ずっと目をつけてて、やっと撮影できました^^
(写真2枚目)

おりしも、新入社員挨拶真っ只中の
夜桜宴会サラリーマンたちで
賑わっておりました。

グリルとかで肉ジュージューやってんのに、
全員ダークスーツってすごい^^;



*


今年の夜桜撮影は
昨年と違い雨に降られる事も無く
温かい夜もあって、とても楽でした^^

昼間、お弁当食べながらマッタリしたのも
早くも良い思い出です^^
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by jadegreen_garden | 2008-04-30 00:49 | *Home Work

『知られざる鬼才 マリオ・ジャコメッリ展』

 「また見つかった、
       ――― 永遠が。」

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ジャコメッリの展覧会のフライヤーには
この印象的な一文が掲載されています。


アルチュール・ランボオの「地獄の季節」からの一文。


フライヤーで使用されている写真、
『私には自分の顔を愛撫する手がない』は、

ランボオの詩と同じく、
一度みたら忘れられない、
見るものを揺さぶる、
大変に雄弁な写真です。


全てを白く包み込む寒い雪の日、
神学校の生徒達は黒いコートをまとい、
手をつなぎ輪になって踊る。

白と黒は永遠に交わることは無く、
ただそこで、くるくると回り続ける。

その「永遠」を歌う詩、
その「永遠」を指し示す写真。

あぁ、ここに「永遠」がある。
久しぶりに衝撃を受けました。



ジャコメッリは生涯、印刷業に携わった写真家です。

すっごく大きなくくりで言えば
印刷物は、白い紙に黒インクで刷る、が基本。

インクの乗るところ=黒、
インクの乗らないところ=白、な訳です。

モノクローム写真の、
感光したところ=黒、
感光しなかったところ=白、と言う世界と

それは同じ「プリント」と言う表現方法。

詩は朗読と言う、
音の世界も持ってはいますが、

詩集に纏められた、
いえ、それより以前に、
詩人によって紙に書き留められた文字も、

黒と白で表現されたものであると言えます。


黒と白、
この最もシンプルな世界から
紡ぎ出される、多様性に満ちた物語…





黒と白。
表現される物語。

これ以上、
削ぎ落とす事のできない、
掛値無しの究極。

それこそが「永遠」。




改めて、モノクローム写真の雄弁さを
ひしひしと感じる展覧会でした。

あー、惜しい!
GWで終わっちゃいますよ…


ギリギリでも是非!
見に行って頂きたいと思います^^



*

ジャコメッリは、ずっと生まれた土地で
撮影を続けた人でもあります。

入江泰吉もそうですが、

そうやって、自分の生まれた土地を
ずーーーーっと撮影できるのって
すごく羨ましい。


「人生の定点撮影」って言うかね、
そういう被写体に巡り逢いたいです、私も。
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by jadegreen_garden | 2008-04-30 00:46 | Exhibition

『紫禁城写真展』

『アクメッド王子の冒険』が終わると同時に
猛ダッシュ★

恵比寿の写美へ駆け込みです。

2つの写真展を(もったいなけど><)
駆け足で観覧してきました。



まず『紫禁城写真展』。
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なにがすごいって、
広大な紫禁城の全景を写しているんですが、

ものすごーーーーーーーーっく奥の
一番遠くに写っているであろう城郭だったり
木々だったりの
その全てにピンが来てる事。

これって何キロ先なんだ?
ってくらいの距離なのに
くっきりはっきり写りこんでいる。
微細な瓦の様子まで見て取れます。


うわーっ、うわーーーっ!
すっげーーーー!

超かっこいぃぃぃぃぃぃーーーーっ!

この写真はガラスを用いた乾板を使って撮影され、
プラチナを使った印画紙にプリントされています。

クラシカルな技法がもたらす、
優美且つ秀逸な写真たち。

記録でもあるが、芸術作品でもある写真たちです。

万延元年(1860年)生まれの写真家、
小川一真(かずまさ)が1900年に撮影したものです。
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よくぞこのコンディションで残っていてくれた!

ヴィンテージプリントは、淡いセピアカラーの中で
かつて「宙の中心」と言われた紫禁城の
草ボウボウ、どうにも寂れた^^;
ひとけの無い姿を写し出していました。

弁髪をして拳法家みたいな服装の青年などが、
画面にぽつりぽつりと写ってたりします。

創建当時の栄華を極めた姿は、そこには無く、
まるで海底に沈む古代遺跡のようにも見えます。

ただ風がそよぎ、その時代の空気を揺らす。
あるがままの姿が、そこにある。

あぁ、なんて気持ちいいんだろう。

真摯な瞳を通して撮影されたであろう写真は
とてもとても伸びやかで、
「記録」以上の何かを伝えてきます。


今回の展示で大変興味深いのは、
1900年小川一真の撮影した写真を元に、

同じ場所、同じアングルで
現代の写真家、候元超が撮影した
「今の紫禁城」の写真も
展示されていること。

弁髪の青年の立っていた場所には、
イタリアの女性が笑顔で立ち、
携帯で記念撮影している旅行者が写っている。

建築物は同じように見えても、
100年の経年を現すように磨耗し、
また一方で美しく整備されている。

でも、まぎれもなくそこは紫禁城であり、
そこで写された写真には、
その時の空気が写されている。

撮影者の「気持ち」を乗せて。


写真が持つ「記録媒体」としての
そしてそれ以上の可能性と底力を
感じることのできる展覧会でした。
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by jadegreen_garden | 2008-04-29 03:32 | Exhibition

『アクメッド王子の冒険』

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世界一贅沢なアニメーション上映は
クラシック音楽の殿堂、
サントリーホールにて。

無声映画『アクメッド王子の冒険』に
ヨーヨー・マとシルクロードアンサンブルが
生演奏しちゃうと言う
なかなか無いイベントです。


はー…

これははたして「痛恨の過日」の
「リベンジ」にナルノダロウカ…

と、思ってたんですけども。


もうねぇ。
上映前にヨーヨー・マ自らの
作品に対するコメントがあったり、
担当楽器のメンバーの話があったりとかして、

かなり良い席だったので、
その様子が良く見てとれるわけですが
その人好きする笑顔と話っぷりに惹かれ、

60分に渡る演奏を見聞きして、


あぁ…


やっぱり見過ごしたのは
「痛恨」だわ…と (さめざめ ・゚・(ノД`))


もしまた日本にヨーヨー・マが来ても
単独のチェロ演奏会かも知れない。
オーケストラとの共演かも知れない。

もちろんそれでも見に行きますが、
この、シルクロードアンサンブルでの演奏が
また日本でも見られることを切に願いましたわ…

すっごい、良いのよ~~><
そういう意味でも泣けました…


*


さて。
アクメッド王子の冒険』ですが。

ドイツの女性影絵作家、
ロッテ・ライニガーの長編アニメーション。
1927年製です。

モノクローム心をとってもゆさぶりますよ!

影絵なので対象は黒いわけですが、
その背景の単色とは言い切れない、
色の陰影の深さの美しさと言ったら!

DVDも出てるので、未見の方は是非^^
DVDでは、オーケストラ演奏が入ってる模様です。

でもね、でもね!

このお話のベースは「アラビアンナイト」で、
舞台は中国になったりするんですが、
そこは即ち「シルクロード」な訳ですよ。

だから、今回の演奏が普通のオーケストラ演奏よりも
もっと作品世界に近いと思うわけです。

西洋楽器にない響きが
自分が「エトランゼ」であるという
旅愁というか望郷といかね、
そういう気持ちにいざないます。

そこがまた気持ちよい。



砂漠、いいな~。
ってコレはまた違う話で^^;


*


後、他の方がBlogで書いてるの見ましたが、
主人公の王子にしても悪い魔法使いにしても
女性に対してすっごく積極的で

こうだ!となったらもう!
ぐいぐいと!みたいなね^^;


日本ではぱったり見ることのできなくなった風景でした^^;

作者はドイツ人女性なのに、
これってラテン男のノリじゃない?

いや、おとぎ話の王子はこうでなくちゃ!
と、言う観点からもお勧めです^^


*

写真は携帯にて。
サントリーホールのエントランス付近の
「カラヤン広場」。

細い滝がある水場がありまして、
夏なんて「ひゃっっほ~~~!」って
かけこみたくなるような作りになってます。
(でも禁止ですけどね^^;)
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by jadegreen_garden | 2008-04-27 18:54 | Sound

無限のまへに腕を振る

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【Photo: 風が立ち、浪が騒ぎ、 /2008 Feb. 千葉県幕張市・幕張の浜 (ピンホール撮影)】


-----


己の衰えを恐ろしく感じない人はいないと思いますが…

想像だけでも恐ろしい状況が、
ダイレクトに実生活に現れたときの恐怖は
言葉にし難いものがあります。


人は生まれたときから
死へのカウントダウンが始まると
知ってはいても…

一度死んだ脳細胞は
再生しないって知ってはいても…



いえ、別に不治の病とか、大怪我とかね、
そんなんじゃないんですけども。

タワゴトナキゴトの類ですのよ…




数ヶ月前にがんばってチケット取って、
それも奮発したグレードの席で、
手帳にもガッチリ書いてあって、
楽しみにして毎晩CD聞いたりして。

手帳だって毎日見たりしていたのに…



そのコンサートに行き忘れました…

なんだか日程が1週間ずれていた、
そんな感覚です。
今は…



誰かと待ち合わせとかじゃないので
友人知人には、それこそ何人たりとも
迷惑はかけてないんですよ。
それだけが救い…


その事実に、気が付いたのが、
翌日の昼日中。
仕事中に急に我に返って…

戦慄しました。
いえ、決して大げさでなく。

もともとうっかりだったり
ぼんやりだったり、
約束事に微妙にルーズなのは
十分理解してるんですけども、
今回の忘れっぷりには…



いっそ、仕事が超忙しかった、とか
悩み事で頭がイッパイだったとか…

そんな理由があればまだ理解できるんですが…


ちょっと迷っていたこともあるし、
仕事も今ちょっと佳境だったりだし、

前の晩、先の展覧会向けのお礼写真の発送準備で
かなりテンテコマイではありましたが…

ここまでスッキリスッパリ、
脳内からロストする程の事は
ひとつもありませんでした…




なのに。

重要な行事や約束事を
まるで一切なかったかのように
急に忘れてしまう…


例えば。
飛行機で遠隔地に行く出張を忘れて、
普通に会社に出社しちゃってて、
会社の人に指摘されるまで気が付かない、とか…

例えば。
自分の結婚式当日なのに、
他の約束をがっちり入れてしまっていた、とか…


うわーうわーっ><


頭の中に消しゴムが?

うっかりな性格じゃぁ済まされない、
これって記憶障害か???
若年性(ってほど若くないですが)アルツ?


あぁ。
こうやってウダウダして済む
(いや、自分にとっては重要だったんですけど・・・)
レベルならまだしも…


怖い、怖すぎるよ…
シナプスの断絶かぁ…


私の頭の中の引き出しは、
一度入れたら
二度と出せない場所があるのかも知れません…



とても不安です…
(冗談のようですが、かなり本気です…)



*


私のヨーヨー・マ…
良い席だったのにぃ><

ストレスですっごい散財したり
大食いしちゃいそう~~~~


ひ~~~~っ><

*
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by jadegreen_garden | 2008-04-23 00:18 | Days

エキタマ

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通勤駅にいつのまにか美味しそうな物が(^-^)

ホットドッグ屋さん!

ランチ用に購入して、自席でカシャっと。

朝買って昼迄放置だったので
パンがぱりっとはいきませんが、
密度のある食いつき感たっぷりです。

ソーセージは超好み!

それぞれをテイクアウトできるので、
家でいろいろ挟んで作ったら
きっと旨かろう(^-^)
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by jadegreen_garden | 2008-04-21 19:04 | *Mobile

All's right with the world!


The year's at the spring,
And day's at the morn;
Morning's at seven;
The hill-side's dew-pearl'd;
The lark's on the wing;
The snail's on the thorn;
God's in His heaven--
All's right with the world!

Robert Browning


*


春の朝(あした)

時は春
日は朝
朝は7時
片岡に露満ちて
揚雲雀なのりいで
蝸牛枝に這い
神空に知ろしめす
すべて世はこともなし

ロバート・ブラウニング/上田敏 訳



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時々はスキンも変えて。

だって


スベテヨハコトモナシ


ですからね^^

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by jadegreen_garden | 2008-04-13 00:55 | Days

ウマレイズルヒ

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24時を回りました。
途中駅で終電が来るのを待ってます。


諸々積載される問題点はあれど

概ね「コトモナシ」な365日でした。



今しがた、
気のおけない仲間達と
山盛りのおいしい料理と
手放しの笑顔で過ごしてきました。

この時間を過ごす事が出来てるうちは
きっと大丈夫!

そう、自分に魔法をかけます。




今日からまた新しい自分で。


たゆたゆ~っと
やっていきたいです。


「ネバナラヌ」はちょーーっとばかし
お休みでね。
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by jadegreen_garden | 2008-04-12 00:50 | *Mobile

平間 至 写真展 『田中泯 - 場踊り』

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実はものすごーーーく会社のそばでした。
Photo Gallery International

多分直線距離だと1km以内じゃないかなぁ?

でも間に線路だとか水路だとかがあるので
迂回することもあって、徒歩20分ってところでした。

同じ最寄り駅だっていうのに、
駅を挟んでこんなに街の様子が違うとは…

近いところは夜撮影して回ったこともあるのですが
水路がかっこいいので、また行くことにしました^^

って、そうでなく。

PGIでは平間至のモノクローム写真展が開催中です。

現代舞踏家を撮影した作品たち。

私にとって、一番難解なのが「現代舞踏」なんですけども、

そんなのを抜きにして、田中泯という男が
「場」でつくるその「気」が
形になって見える気がしました。

写真そのものの力とともに、

「これってどんなネガから焼かれたんだろう?」と

印画紙に像が現れるまでのプロセスを
いつのまにか考えたりしていました。



漆黒。


漆のように湿り気をおび、
艶を持つ深い黒。


その黒の美しさに魅了されて
しばし時間も止まります。



***

生まれて初めて、WIRED CAFEに入りましたわ。
ちょっと場違いな気分を味わいつつ、
お外でBlog更新^^
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by jadegreen_garden | 2008-04-11 19:21 | *Mobile

『 PHOTO IS 』 10,000人の写真展 2008

b0053900_21494072.jpg今年もやってきました、
写真好きの祭典^^ 『 PHOTO IS 』 の時期ですねぇ。

去年の失敗を踏まえて、
今年は早めに台紙Getでございます^^

去年は、台紙を探して右往左往、
締め切りギリギリで、プロラボ通って四苦八苦…

今年は自分で焼いたのを出したいなぁと思います^^





んが。

『 PHOTO IS 』

ですよ?


「あなたにとって写真とは?」と問われて、
今年の私は何て答える?


むーーー…
むむーーーーーー…


ぢつは、ソコが今一番の悩みどころ。
そこを迷っているので、

撮影できないわ、
ストックからも選べないわ…で><




私の写真仲間のみなさんは

「あなたにとって写真とは?」と問われたら

なんて答えますか?




去年の私はアッケラカンでした^^;
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by jadegreen_garden | 2008-04-10 21:42 | Exhibition