フォトグラム


とある暑い夏の休日に、
東京総合写真専門学校の「フォトグラム」のワークショップに
参加してきました。

フォトグラムとは。
カメラを用いずに、印画紙の上に直接物を置いて
感光させるなどの方法により制作された写真作品
』です。

私の通うダークルームでも、
その制作をされている方を拝見したことがあって、
前々から興味がありました。

この日の講師は西村陽一郎先生。
実際の制作に入る前に、
先生のWebサイトにUpされている作品を拝見したのですが、
思った以上に面白い!

外で捕まえてきた蛍を暗室に入れて、
印画紙の上で自由に歩き回る蛍の光を使って焼付けしたり

近所の小川で捕まえてきた
(先生のお宅の近所はずいぶんと自然の残る環境みたいですね^^;)
おたまじゃくしやあめんぼうを水槽に入れ、
その水槽の中に印画紙を沈めて
印画紙の上をスイスイ泳ぐ姿に光を当てて感光させたり。

うわー。
ただ単にモノを置いたりして
感光するだけじゃないんだなーと感激。

話を聞いてるだけでとてもワクワクして、
フィルムの焼付けはダークルームに通いたいけど、
フォトグラムの為だけに、自宅に暗室を作りたくなる程ですよ!
(っても作りませんけどね^^;)

b0053900_2326931.jpg
b0053900_23262922.jpg
【Photogram: 手の表情 /2008 Aug. 】


実際に暗室に入って最初に取り組んだのが
「自分の手」の作品。

印画紙の上にぴったり手を置けば
その部分は光が当たらず
印画紙は白いまま。
でも、爪や手のカーブしているところは
光が回り込んで微妙なグレーの階調がでます。

片手は予め印画紙の上に置いておけるけど、
もう片方の手では
焼付け機のタイマーを押さなくてはならないので
光をさえぎる時間が短くなるので
その分グレーの階調で現されたりして。

うわー!すっごく面白い!

西村先生曰く、フォトグラムに失敗と言うものは無いそうで、
露光不足も露光過多もなく、ムラも全て「作品」になる!とのこと。

いつもフィルムの紙焼きで戦々恐々している身としては
なんて安心できる言葉なのか!
嬉々として制作に取り組めました!



「手」の作品作りの後は素材を探しに外へ。


雑草やスーパーで買ってきたゲル状の消臭剤、
ペットボトルに入れた水、捕まえてきたトンボ!など、
思いつくものをそれぞれ持ち込んで作成。


私はカタバミとセミ(死んでます^^;)と
自前のカーディガンを使って取り組んでみました。
b0053900_23351774.jpg
b0053900_23354415.jpg
b0053900_23355882.jpg
b0053900_23361030.jpg
【Photogram: 真夏の夜の夢 /2008 Aug. 】


どーしたものか!と言うくらい楽しすぎる!
これはハマるなー…


でも、もしこれで「作品」を作るのであれば
全くの「フリースタイル上等!」な故に
コンセプトとかそんなものが重要な気がします。
そうしないと、どこまでも散漫になっちゃうような…

どんな手法だろうとも、「創作」は容易ではありませんね^^;
[PR]
by jadegreen_garden | 2008-09-02 23:28 | Graphic


<< Autumn Greeting... 夏休み最後の日 >>