グレゴリー・コルベール 『animal totems』 『ashes and snow』


     羽 は 火 に

     火 は 血 に

     血 は 骨 に

     骨 は 髄 に

     髄 は 灰 に

     灰 は 雪 に

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大きな大きな和紙に写された非現実な世界。

そのセピアな色味だけ、そのざらついた質感だけ、ではない
その紙面の向こう側の
時間と息遣いが空気を伝わってくる。

見たことも無い、感じた事も無い
未知の世界だというのに
どうしてこんなにも懐かしく思えるのか。

子供の頃の記憶でも、前世での記憶でもなく、
きっともっと「根元」からの記憶なのだろうか。

太古の地球の海から生まれ
陸を目指して拙い尾鰭で泳いでいた記憶。

深い森の奥、高い梢から梢へと
長い腕を伸ばして飛び移り
遠い空と流れる水を見ていた記憶。

私の細胞の一番深いところにあるであろう
記憶の片鱗が震えるのかも知れません。
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ノマディック美術館は、「外気」と直結。
とてつもなくとてつもなく寒い…

風の強さが屋根を揺らし、
大きなスクリーンまでも揺らす。

でもそれが却って印象的。

でも寒い^^;;;

*

写真と映像、外気に震える空間。

渡辺謙のナレーションで
コルベールの印象的な言葉を紡ぐ。

ゆったりと川は流れ
水は波紋を作り
砂丘に強く風が渡り

音も無く人は踊る

日常の全てから離れる日。

六本木での展示は終わったようですが
台場では会期は継続中。

是非。


*

写真はそれぞれのチラシ。
清水舞台から飛び降り覚悟?で購入した
雰囲気抜群の装丁が私を狂わす^^;魅惑のカタログから。

展覧会において、作品をより生かす展示、ライティング、
そしてそのカタログ。

潤むような贅沢な空間でした^^
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by jadegreen_garden | 2007-04-01 19:40 | Exhibition


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